親離れができると、愛されたがりで求めてばかりの子供から愛し与えることのできる大人に変化します。
親離れをしようとして、自分を愛して尊重して認めようと思うとそれができてすんなり親離れして行ける人は、親から健康的に育てられていた人だろうと思います。
親自身が親離れできていることも多いだろうと思います。
ですが、自分を愛そうとしてもなかなかできない、自分を尊重することがわからない、自分で自分を認められずに否定ばかりしてしまうとなると、子供時代の環境が大変だったので子供として十分に愛し尊重し認められていなかったのが原因で、心の中にインナーチャイルドが存在するアダルトチルドレンの可能性が高いと思います。
インナーチャイルドとは、子供時代の大変な環境のせいで健康に育つことができなかった子供時代の悲しみ、怒り、恐怖などの思いのことです。
大変な環境というのは両親からの虐待や愛情不足というのが一番ですが、両親から愛されていても何かで困難な状況が続いた場合にはそうなります。
強いストレスにさらされ健康的に愛されず尊重されず認められていなかった子供は、何とかして生きるために必要な愛や平和を得ようとして、様々な行動をとります。
いい子になる。優秀になる。愛嬌良くなる。笑いをふりまく。反抗する。トラブルメーカーになる。人(特に親)の世話をする。自分の存在を消す。
あれっもしかして、自分はその傾向があるかもしれないと思う人は多いと思います。
もしそうでなければ、今現在のオーラはグリーン以上で社会的にも家庭的にも仕事面でも人間関係でも物質的にも精神的にも問題なく満足で、幸せしか知らない感覚でいるでしょう。
そういう人が、親離れも簡単にできます。
親離れを困難に感じ、自分を愛すること尊重すること認めることが上手にできない場合は、インナーチャイルドのひとりひとりを癒す作業をして行くと心のしこりを解決して行くことができます。
現在の問題の根本原因がインナーチャイルドだということはとても多いので、インナーチャイルドの癒しが進むと生きることが楽になってきます。
インナーチャイルドというのは便利な考え方なので使っていますが、ただ子供のころに作られてそのまま放置してある心の問題に取り組むと言っても構いません。
けれどインナーチャイルドワークを実際に進めていると、インナーチャイルドという概念を使う方がわかりやすく簡単に癒しが進めて行けるので、いい方法だと思っています。
親離れは、自分を愛し尊重し認めることをいつもしっかりと実行することで進めて行けます。
けれど自分を愛し尊重し認めること自体に困難を感じる場合は、一度インナーチャイルドやアダルトチルドレンについて確認してみられると良いと思います。
ウィキのアダルトチルドレンのページです。
私がおすすめしている本は ほんとうの「私」のみつけかた―虐待する親のもとで育ったアダルトチルドレンのための自己成長プログラム で、祈ららの課題図書に指定しています。
ここから先は、ひとりひとり経験したことが違うので、個別の対応をさせていただいています。
インナーチャイルドワークは、祈ららのインナーチャイルドカウンセリングとスピリチュアルレッスンでさせていただいています。
インナーチャイルドカウンセリングはインナーチャイルドが存在しているかどうかを調べて、ご自分でできるごく簡単なインナーチャイルドワークをお伝えします。
スピリチュアルレッスンでは個別のメールによるワークで、インナーチャイルドを中心に様々な内面の問題に取り組んでいただきます。
スピリチュアルレッスンを続けられた方は、順調に心の癒しが進んで心の重荷を解いて行かれています。
真摯に内面の問題に取り組みたい方にはおすすめします。
写真は、公園で咲いていた椿です。