住んでいる土地の一番近くの神社は村の鎮守の神社なわけですが、その鎮守の神社をまとめているのが総鎮守です。
総鎮守の社務所には神職さんがいつもいて祈祷を受け付けているし、担当の各鎮守の行事がある時には出張して神事を行います。
総鎮守は、市町村の中にいくつかあります。
自分の住所地を守護してくれている鎮守の神社はどこだろうと思って神社庁に電話をすると、ここですよと教えられるのが総鎮守です。
総鎮守が鎮守という場合もありますが、鎮守の神社の氏子さん達の団結は強いので、断固として別という意識だと思います。
鎮守の神社は俺たちの私たちの守り神様ですが、総鎮守はそれを束ねるだけという意識のように見えます。
他の土地から引っ越して来た人は、小さくて人のいない鎮守の神社よりも大きくていつもの人のいる総鎮守に惹かれがちですが、その土地に深く結びついているのは鎮守の神社の方なので、日頃の参拝にふさわしいのは鎮守の方だと思います。
ひとつの国の中には一宮(いちのみや)、二宮、三宮などがあります。
その国の古くからの格式ある代表的な神社で、一宮に参拝するとお役所的な感じがします。
一宮へも、時々参拝するといいと思います。
時々ひとつの国の中にふたつの一宮があって、どちらが本当か争っていたりしますが、そういう場合はもうどちらかわかりませんからどちらでもいいと思います。
感覚としては県庁みたいな役割かなあと思います。
全国の一宮は、こちらで調べられます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%80%E5%AE%AE
一宮へは、私は20年近く毎月参拝していました。
鎮守の神社は身近な日常生活担当、一宮は県内での物事担当という感じだと思います。
鎮守と一宮は住んでいる土地によって決まっているので選択の余地はありませんが、好きな神社や相性の良い神社というのはまた別に存在します。
公園で、どんぐりがなっていました。