フロイトは、カウンセリングの経験から、人の心の中には普段私たちが意識している顕在意識(けんざいいしき)とは別に潜在意識(せんざいいしき)が存在していることを発見しました。(証明はできません)
フロイトの弟子でスイスの心理学者のユングは、顕在意識と潜在意識は氷山のようなものと例えました。
顕在意識は海上で目に見えている部分で、潜在意識は海中の90%以上だということです。
潜在意識を説明するためには、この例えがよく使われています。
ユングは顕在意識の中心には自我があり、潜在意識の中心にはセルフが存在していると言いました。
自我はいつも「自分」と考えている部分のことで、セルフは最近のスピリチュアルでハイアーセルフと呼ばれている部分です。
人格の中心はセルフの方で、自我はセルフの道具です。
けれど自我を自分の中心と感じてしまうのが、人間の大変さのひとつです。
潜在意識には顕在意識にはない様々な高い能力があり、その中に霊能力があります。
潜在意識の能力は普段は封じられているものですから神秘的な能力とされ、昔から主に宗教的な分野で活用されてきました。
潜在意識がなぜ潜在なのかと言うと、潜在でなくしてしまうと霊になってしまいます。
霊としての能力を封じて潜在にすることで、人はこの世に適応しています。
ですから死ぬと潜在意識の全部か一部が潜在でなくなり、霊としての本来の能力を取り戻して生きることになります。
(この3行は、須佐之男さんに教わりました)
霊能力は、この世では封じられている霊としての本来の能力ですから、何もおかしなものではありません。
死ねば誰でも大霊能者です。
けれど先にも書きましたが、顕在意識も潜在意識も霊能力も見たり測ったりすることができませんから、絶対にあるのかどうかの証明はできません。
私はそういう場合は、信じて試してみることをおすすめしています。
信じて何か試してみると何か感じるかもしれませんし、信じてみてやはり全然何ともなければ「信じてみたけど全然何ともなかった」と受け取ってこの件は保留にしておけばいいと思います。
私は、この潜在意識についての説明を高校時代に知りました。
そして信じて試してみたのがタロットカードでした。
タロットカードの次には、西洋魔術も少しかじりました。
タロットカードでも西洋魔術でも、信じてみたら色んなことが本当になったと思いました。
その後、私はタロットカードでしばらく占い師をしていました。
(今はカルマ浄化の祈りを指導させていただいていますから、祈りを実行したら神仏や霊の存在を感じるようになったという人のご報告をよくいただいています)
しかし本当に潜在意識があってそのような構造になっているのかは、やはりわかりませんし違うかもしれません。
でも自分にはそういう能力があるみたいで、たぶん誰でもそうだと思うようになりました。
何か霊的なことをしてみる時は、霊的感覚を感じるイメージワークをしてからにすると霊感が働きやすいですよ。
写真は、公園で咲いていた椿です。