インナーチャイルドが重いと、人間関係が苦手になります。
インナーチャイルドについては、こちらをお読みください。
心の傷を受けにくいように自分の感覚を鈍感にしている
人間関係は、子供のころに母親から学ぶことが多いのですが、母親がインナーチャイルド重症だと人間関係術が下手なので、子供としても人間関係を学ぶことができません。
それに加えて、インナーチャイルド重症の人は何かと心が傷ついているので自分を守る必要があって、心の傷を受けにくいように自分の感覚を鈍感にしています。
外からの攻撃に対していつも鎧(よろい)を着て自分を守っているのですが、それが習慣になってしまって普通だと思っています。
もう鎧の脱ぎ方もわからなくなっています。
鎧を着たまま人と接するので、相手の気持がよくわかりません。
相手の気持がよくわからないので、変な受け答えをしてしまいます。
それで相手の人は嫌な気持になり、距離を開けられてしまいます。
鎧を脱ぐことがないので、自分でも自分の気持がよくわかりません。
自分の感覚を鈍感にしているので、人の気持も自分の気持も感じにくくなっています。
それで人に対しても自分に対してもヨタヨタと不器用に生きているのですが、そのことを隠すことにエネルギーを使っています。
自分を守るための鎧を着け続ける努力と、そのことを隠す努力が、生活の基本にあります。
その努力の上に、インナーチャイルドがほとんどない人と同じ人生が乗っています。
これでは、「一生懸命にやる」とか「がんばる」とかが、インナーチャイルドがほとんどない人は100%のエネルギーで取り組むことができるのに、インナーチャイルド重症の人は(大ざっぱに言うとしたら)半分程度のエネルギーでしか取り組むことができません。
人生に対して、(大ざっぱに言うとしたら)人の半分程度しかエネルギーが出せないのがインナーチャイルド重症の人です。
インナーチャイルド重症の人は、人間関係を中心に何かとうまくいかないことが多いのですが、心の傷を守るためにエネルギーが必要なので、他のことに回すエネルギーが少ないのが原因です。
インナーチャイルド重症の人ががんばっても、インナーチャイルドがほとんどない人から見ると少ししかがんばっていないことになります。
鎧を脱いで鎧を隠す必要もなくなれば、他のことにエネルギーを使うことができるようになります。
がんばったことも、実りやすくなります。
そのために、少しずつインナーチャイルドの癒しに取り組みましょう。
画像は、公園で咲いていたノウセンカズラです。