公園で咲いていた、同じ1本の木で枝によって2色に分れている梅です。
「自分がして欲しいことを人にしましょう」という言葉を見ました。
それはいいことだけれど、自分がして欲しいことを自分にも人にもするともっといいと思います。
人は、理想の自分を他者に投影して期待します。
自分が人にして欲しいことは何ですか?
自分が人に期待していることは何ですか?
※ 投影についてはこちらで書きました。
愛される自分を、芸能人へ投影する
芸能人という商売が繁盛しているようなのは、まだ自分で自分を愛せない人がとても多いからなのだなあと思いました。
投影や恋愛をくり返して、自然に悟る
投影や恋愛の猛烈なエネルギーは、人に備わった進歩成長、言い換えれば回帰への本能なのだと思います。
そのことを、自分はとても必要としているんだと思います。
だからそのことをまず、自分にしてあげましょう。
それから人にもしてあげましょう。
人にしてあげるだけでは片手落ちなのです。
いつまでも人に求め、人に期待し続けてしまいます。
人に愛してもらって温まろうとするけれど、本当は自分で愛するのが一番温まります。
人からの愛はほんのりですが、自分からの愛ならば熱々になります。
自分が熱々になったら、その温かさを振りまかずにいられなくなって、自然に人を愛することができます。
愛情を振りまきすぎないように自制するのにエネルギーを使うようになりますが、それも愛の気持からです。
でも自分が温めて欲しいのに人を温めようとすると、してあげたんだから今度は私にして、と見返りを求めたくなります。
優しくされたいのだったら、自分への優しさを忘れています。
人に求める前に、先に自分で自分に優しくしましょう。
注目されたいのなら、自分に注目することを忘れています。
自分で自分に注目しましょう。
認められたいのなら、自分が自分を認めていません。
自分で自分を認めましょう。
尊重されたいのなら、自分が自分を尊重していません。
自分で自分を尊重しましょう。
すると人に求める必要がなくなるどころか、熱々になるので、人に分けてあげたくて仕方がなくなります。