公園でなっていた、どんぐりです。
前回の記事では洗脳という言葉を使いましたが、これは幻想と置き換えることもできるなあと思いました。
前回の記事「宗教と科学という精神監獄」はこちらです。
この世は幻想ですが、この世が幻想だということがわかるには、どうしても自分で感じて考える力が必要になると思います。
そしてこの世が幻想だということがわかるのが、悟りです。
いつもおすすめしている、自分の本当の気持に従うことと自分で感じて考えて判断することは、どちらも悟るために必須のことだろうと思います。
自分の本当の気持は、1回ではうまく捕まえられないことも多いので、さらに本当の気持、そしてまたさらに本当の気持を探るようにしましょう。
自分で感じて考えて判断するためには、まず感じる必要がありますが、自分が何を感じているかがわからない人がとても多いように思います。
自分が何を感じているかがわかるようになるには、芸術に親しむことでよくできるようになります。
20歳を過ぎたらだんだんと、ポップスや漫画やアニメや映画のような娯楽ではない、芸術を鑑賞して感動できるようになりましょう。
自分でいい作品を作ることができるかどうかよりも、いいものがわかるようになることの方が霊的な進歩には有益ですから、鑑賞と感動だけでも十分です。
これが自分の本当の気持だと思っても、その気持が起こってくるための価値観がこの世の幻想であることが多いので、実は本当の気持ではない場合がよくあります。
だから自分の本当の気持を探ることと自分で感じて考えて判断することは、いつもセットで行うと良いと思います。
例えば、離婚はいけないことだという価値観に染まっていたら、自分の気持も離婚はしたくないということに執着してしまって、もっと奥にひそんでいる本当の気持がわからなくなってしまいます。
こういう時は、離婚はいけないことだという価値観そのものを、この社会がなくても何万年前でも何万年後でも本当にそうかな?と、しばらく時間をかけて自分で感じて考えて判断しましょう。
それから、それでは自分の本当の気持はと考えて行くと、選択肢が広がって「これだ」と浮かびやすくなると思います。
自分の本当の気持に従うことと自分で感じて考えて判断することをこつこつと進めていると、洗脳や幻想や常識に無意識的に従っている状態から抜け出して、意識的に生きることが増えてだんだんと悟りへ近づいて行きます。