デーヴィッド・アイクさんの『ムーンマトリックス』1巻・覚醒篇1については以前に記事にしましたが、軽く触れただけでしたので、もう少し詳しく、有料メンバーズブログで書いた記事を再掲載したいと思いました。
世間が私を「正気でない」と侮辱していたときに、皮肉なことに、私は正気を取り戻していた
私は人気あるテレビ解説者だった。だが、その次の瞬間には、おそらく英国史上で最も大々的にバカにされた人間になっていた。いったい何が起きたのかといえば、私が目覚めたのである。世間が私を「正気でない」と侮辱していたときに、皮肉なことに、私は正気を取り戻していたのだ。
大笑いです。
全くその通りです。
だから悟った人達は何も言わないのだと思います。
マスコミ信仰をしている人や普通の人たちからすると、「正気でない」のが本当は「正気」です。
マスコミや普通によく共感していたり大勢の人に大人気だったりするのは「正気でない」と思っていた方がいいと思います。
だから政治家を人気投票で選ぶなんて、本当に馬鹿なことです。
この文章だけで、目覚めた人達からは気に入られそうな本です。
アイクさんも、これまでいろんな人と話して、こういうことは書くといいことがわかってきたんだろうなあと思いました。
「根源意識」こそが、本当の「私」、普及不滅の「私」
ところで、こうして「私」という言葉を使っているが、実は「私」ではない。正確には「デーヴィッド・アイク」という名前の付いた「体験(エクスピアレンス)」なのである。中略。「根源意識」こそが、本当の「私」、普及不滅の「私」である。
人間は、自ら限界を作ってしまい、「私のような無力な一般人には何もできない」と思ってしまう。世界を操作・支配している国際ネットワークにしてみれば、そんな「小さな」人間でいてくれさえすれば、何十億人いようとも、容易に抑え付け、飼い慣らすことができる。
何だか書き方が上手になったなあと思いました。
いろんな人に何度も同じようなことを話しているうちに、わかりやすい話し方のコツがわかってきたのかもしれません。
ユング派の考え方だと、「根源意識」はセルフ(一般的にはハイアーセルフ)、「私」は自我ということになります。
我々は仮想現実の宇宙に住んでいる
我々は仮想現実の宇宙に住んでいる。中略。我々の正体は、身(ボディ)でもなければ、心(マインド)でもない。心身という乗り物(媒体)のおかげで我々は仮想現実を「体験」できる
そういうことです。
世界には様々なことが存在していますが、この肉体はそのほんの一部しか感じることができないようになっています。
科学では、その一部の中で理屈が通ることだけを信用しています。
時間、空間、物質的性質は、錯覚の築き上げたものに他ならず、解読システム(心身)を介して我々はそれを「体験」しているだけである。中略。我々が自分の「外側」にあると思っている「物質世界」は、(我々が認知するような姿としては)我々の脳内に存在しているだけなのだ
そういうことです。
物質があるというのは、物質があるという幻想です。
「私」と思っている人格も、本当の私ではありません。
でもそうは感じられなくてその中にいるので、気づくことができないでいます。
画像は、公園で咲いていたタカサゴユリです。