公園で咲いていた、クチナシです。
前々回に、心の傷の重い人程、事実を軽く考える傾向があることを書きました。
生まれた時からずっと一緒に過ごしている家族は、馴染んで当り前になっているので、虐待されても支配されてもそれが普通の感覚になってしまっているから、普通がわからなくて異常を普通だと思っているからだとも書きました。
まだ他にも理由はあって、内面の問題にふたをしているから、内面の問題がないと思ってしまいます。
人は、自分で受け入れることができないことが起ると、心の奥に押し込んでふたをしてしまいます。
子供時代の逃れられない苦しい状況を回避するために、その苦しみはなかったことにして心の正常さを保とうとします。
それが大人になってもずっと機能しています。
いつもふたを抑えることにエネルギーを使っているから、他のことに力が入れられません。
自分の本当の気持を探ることを習慣にしていると、ここにふたがある感じがわかるようになってきます。
いつもこういう感じの時に、異常な怒りや恐怖や悲しみやその他の強い感情が起って、変なことをしたり言ったりしてしまうなあと気づくようになります。
そんな感じがわかったら、そっと取り組みをはじめるといいと思います。
私がインナーチャイルドカウンセリングと共にお伝えしているワークは、ふたを少しだけ開けて、以前にこんなことがあって、ここにインナーチャイルドがいることがわかって少しだけ癒してあげるところまでのワークです。
そのワークよりも先に行きたくなったら、スピリチュアルレッスンへお申し込みいただくと、もっと深い癒しのストーリーを毎回お作りしています。
※ インナーチャイルドカウンセリングのワークだけをお申し込みいただくこともできます。
今のシニアは、苦しみにはふたをしてそのまま亡くなって行かれているなあと思います。
シニア世代に、効果的な癒しの方法はなかったのかもしれません。
カルマがとても重い人が多いので、今生はカルマをできるだけたくさん受けるだけにしておいたのだなあと思います。
今生はカルマの精算だけが目標なら、それでいいのかもしれません。
癒しの技法が存在する今の世代は選択ができるようになったのではないかと思いますが、シニアでなくてもまだカルマの精算だけが目標という人は現実に多いように思うので、癒しへ進むかどうかは人それぞれなようにと思います。