アセンションや立替え立直しで「悪神の世」を「上下ぐれんとひっくり返す」ということになると、外向的な価値観優勢で内向的な価値観を軽視している今の世の中が、内向的な価値観優勢に変化することになります。
(外向・内向についてと、「悪神の世」を「上下ぐれんとひっくり返す」とはをお読みください)
内向的で目に見えなくて精神的で霊的なものが外向的で目に見える物質的なものよりも重要視される、本来の自然な姿に戻ります。
そのために、ひとりひとりはどうしたらいいのでしょうね?
今の世の中は、外向的な価値観が善で内向的な価値観は悪だと大ざっぱに見られていて、誰もがもなるべく外向的に生きようとしています。
それが極端になって来て、外向的な人ですらついていけない程になっているのがうつ病やストレスが原因の心身の不調の増加という形で出て来ています。
外向的な価値観が暴走しているのが現在の状況だと思います。
外向的な価値観が善だからそればかりを追い求めていればいいという単純な考えだったのですが、それではだめだったということが、今少しずつわかって来ているところだと思います。
文明は自然を克服して支配しようとして来ましたが、その結果は環境破壊ということになりました。
心の時代と言われてしばらく経ちましたが、これから増々この方向へ進んで行くことになると思います。
今までは物質と精神の価値観の比率は物質の方が多くて8対2~6対4位だったのではないかと思いますが、これからはそれを逆転させましょう。
精神と心を優位に考えて、物質やお金のことは第2にしましょう。
心・精神対社交・物質・肉体・お金などを、取りあえず6対4に考えるといいと思います。
心が一番と思っていれば、単純でわかりやすいと思います。
具体的に言うと、友人知人と会ったり話したりすることを減らしてひとりで自分に向き合う時間の方を多くしましょう。
この中でスピリチュアルなことに費やす時間を持って、霊としての本来の自分に戻る習慣を持つとさらにいいと思います。
趣味やレジャーでは、スポーツ、温泉、食事など身体の感覚を楽しむことを減らして、芸術や知識教養など心の感覚を楽しんだり満たしたりすることの方を多くしましょう。
物事に迷った時も、心を第一にして社交・物質・肉体・お金のことは第2にして考え、判断しましょう。
身体は精神の表現ですから、精神が健康になることで身体も不調になりにくくなると思います。
恐らく今の健康ブームの延長でそう言われるようになって、心をまず大事にしなくてはいけないという風になって行くだろうと思います。
けれども、外向的なことを全部なくしてしまうのも良くありません。
この世は物質でできているのでこの世に適応することも必要ですから、内向的なことを優位にしていればそれでいいと思います。
元々内向型で外向的なことが全くわからなくて苦手な人は、今よりも内向的になるより外向的なこともできるように心がける方がいいでしょうね。
外向と内向が8対2の状況が、内向と外向が6対4~8対2になると、外向内向に関しては悪が存在しなくなります。
今の世の中は、外向は善で内向は悪という感覚です。
それが逆転すると内向が善で外向が悪になるかと言うと、そうではありません。
それが自然の姿なので、調和が実現してどこにも善悪がなくなるのです。
今は、不自然で不調和だから善悪が感じられるのです。
波動が上がるというのは、いつもこういう風に起ってきます。
どちらが善でどちらが悪かではなくて、一段波動や次元の高い考え方が実現すると善悪そのものがなくなってしまいます。
物事が進歩するというのはこういうことだと思っていてくださいね。
善を選んで悪を廃するのではなくて、調和によって善悪そのものがなくなるのが進歩です。
写真は、公園で咲いていた紅梅です。