公園で、桜の葉が色づいてきました。
このごろちらほらと目にする、「グルテンフリー」についての本を読みました。
私が読んだのは次の3冊で、3人とも基本的には同じ考えです。
グルテンは小麦に含まれている、パンを膨らませる元になっている成分です。
私はホームベーカリーでパンを焼いていますが、グルテンの多い外国産小麦はプクーッとよく膨らみます。
そのグルテンが身体に良くないという、残念なお知らせです。
ウイリアム・デイビス「小麦は食べるな!」では、現在出回っている小麦についてこのように説明しています。
国際トウモロコシ・コムギ改良センター(IMWIC)は、1943年にロックフェラー財団とメキシコ政府の協力のもとで、世界的飢餓の削減の為に、トウモロコシ、大豆、小麦の生産量を上げる品種改良に成功しました。
この交配品種を作出したボーローグ博士は、ノーベル平和賞を受賞しました。
新たな品種は動物実験も人体への安全確認の試験も行われず、その子孫が世界中に供給されていて、世界中の全小麦の99%以上を占めています。
最近の遺伝子組み換え以前に、品種改良ですでに危険な食物になっていたということです。
ロックフェラー財団、ノーベル賞といったキーワードからすると、そうなってしまったのではなくて、それが目的だったのではないかと言いたくなりますね。
言いたくならない方は、こちらのカテゴリーをお読みください。
小麦が引きおこす症状については、次の通りです。
腹部を中心とした肥満、頭痛、骨折、骨粗しょう症、中毒、禁断症状、妄想、幻覚、依存性、自閉症、糖尿病、心臓疾患、関節炎、食欲増進、過敏性腸症候群(IBS)、胃酸逆流、胃潰瘍性大腸炎、その他の腹部機能不全、体内酸性化、心臓病、脳卒中、大脳と小脳の破壊、認知症、癲癇(てんかん)、うつ病、統合失調症、ADHD、性欲減退、末梢神経障害、皮膚病、ニキビ、口内炎、抜け毛、さまざまな炎症(典型的なものは腹痛や張り)、自己免疫性症状(リューマチ神経痛や、慢性甲状腺炎)、行動障害や自閉症の悪化など。
グルテン過敏症の症状は次の通りです。
腹痛、下痢、体重の継続的な減少、貧血、片頭痛、関節炎、神経障害、不妊、(子供の)低身長、うつ病、慢性疲労、失禁、認知症、消化管がん、疱疹状皮膚炎、肝疾患、自己免疫疾患(関節リウマチ、橋本病(慢性甲状腺炎)全身性エリテマトーデスなどの結合組織疾患、ぜんそく、潰瘍性大腸炎やクローン病といった炎症性腸疾患、その他の免疫障害)、インスリン依存性糖尿病、栄養失調などです。
品種改良(品種破壊)によって小麦が安全でなくなっているということだけで、敬遠する理由としては十分ですが、それに加えてグルテンの影響が良くないというこの2点で、小麦は主食にはせずに加工品の材料として口に入ってきたり、たまに嗜好品として食べたりする程度のものにしておくのが良さそうだなと思いました。
パンとマーガリンを6年間毎日給食で食べさせられたのは、闇の人達の方針だったのだなあとよくわかりました。
子供ながらに、本当に不味いパンでした。
ノバク・ジョコビッチは、毎日猛練習していたにもかかわらず、試合中に呼吸ができなくなる発作が起こることがよくあって良い成績が出なかったそうです。
それがグルテンフリーの食事をはじめて2週間で、体質が劇的に変わって勝てるようになりました。
ジョコビッチの食べ方です。
消化を速くし、満腹の信号を出し、食べ過ぎないようにするために、フォークを置いてゆっくり食べています。
一日の前半はエネルギーに変換されやすい炭水化物を中心に、一日の後半は傷の修復のためにタンパク質を中心に食べます。
朝食は、グルテンフリーミューズリー、またはオートミールにナッツとココナッツオイルとベリー類。
ここに、ライスミルク、アーモンドミルク、またはココナッツウォーターをかけます。
ランチは、グルテンフリーパスタと野菜です。
夕食は、鶏肉かサーモンなどの魚類に野菜で、炭水化物はなしです。
ジョコビッチは小麦に加えて乳糖も不耐症なので、乳製品は取らないようにしています。
日本人の8割も乳糖不耐症だそうなので、乳製品はやめた方がいい人が多いのではないかと思います。
すると、ライスミルク、アーモンドミルク、またはココナッツウォーターというのは参考になりますね。
アーモンドミルクは、スーパーでも1リットルサイズが手に入ります。
乳糖不耐症でなければ、発酵食品であるチーズがいい乳製品なのだろうと思います。
私は買い置きの強力粉がまだ終わらないので、試すことができていませんが、終わったらグルテンフリーにしてみようと思っています。
いけないのはグルテンだけではなくて、小麦の品種破壊が問題なので、グルテン過敏症でなくても、小麦はなるべく食べないようにした方がいいみたいです。
乳糖不耐症の人が8割もいるのですから、乳製品もやめてみると、体調が良くなる人がかなりいるかもしれません。
日本人にとっては、どちらもそんなに難しいことではありませんね。
周囲で、肥満や頭痛や精神系の病気に困っている人が結構いるので、こんな情報はどうかなと思いました。