さっきテレビで、性同一性障害の子供に対して小学校や中学校で対応をはじめている様子が放送されていました。
それを見ていて、ずいぶん世の中が良くなって来ているなあと思いました。
もしもうちの子供達(現在27歳と24歳)がそうだったら、障害児は養護学校へ行くように、それが嫌なら高校卒業までは短いのだから我慢するように言われただろうなあと思います。
そう言えば、15年位前に実際にいつもふざけていて先生の言うことを聞かないから養護学校へ行くように言われました。
いじめは、いじめられる方も(本当は方がと言いたいのでしょうが)悪いと言うのが当り前でしたしね。
今回テレビに出て来た2人の子供は、親が味方をしていたのが印象的でした。
カルマの重い親であれば、子供に何かあると子供の敵に回ることが多くなります。
そして子供を責め立て、子供の困難の最大の原因になり、子供の状況を悪化させます。
それが原因で精神系の病気になる人がよくいます。
そういう親を出してくると、番組の趣旨が変わってしまうので出せなかったでしょうが、現実にそんな状況になっている子供は多いだろうと思います。
親からの攻撃で精神系の病気になると自立ができなくなるので、さらに病気の原因になっている親と離れられなくなります。
それをまた親が非難したりコントロールしたりして、状況を悪化させます。
自殺未遂をくり返してやっと、親も静かになるという感じでしょうか。
こういった状況になっているのに本人のカルマが重いと親との共依存にはまってしまっていて、離れられるのに離れないという場合もあります。
今まで攻撃する者とされる者という共依存で一体化して来たので、とても親離れができません。
親離れというのは、普通の健康な人でも人生上の大イベントで全力をかけて行うものですから、今までずっと支配され続けた人が急に力強く自立に向かうのは大変なことです。
そうやって、悪循環になっています。
こういう人が、今までよくいました。
絶望的な状況の中にいるのですが、攻撃され非難され支配されるという状況から、その人は不健康な愛情を受け取ってその中で甘えることで生きているのだなあと思います。
カルマの重い人というのはこんな風ですが、今日の番組は悩んでいるご本人達には申し訳ないですが、良い時代になってきたなあと思わせられました。
こうして少しずつ社会の福祉が良くなって、理想通りでない子供でも世の中が受け入れてくれて健康に生きて行く道があるというようになると、恐怖やいらだちから子供を攻撃するような親も減って行くのではないかと思いました。
写真は、源義朝を祀る飯田神社の色づいてきたイチョウです。