地縛霊に死んだことを教えてあげられる供養は、してみられたでしょうか。
ご報告をいただいた方みたいに、何か感じられましたか?
でもここまででお教えした供養の仕方を続けていても、先祖全体の供養としてはまだ不十分なのです。
だから今日は、供養を4倍8倍充実させる方法をお知らせします。
親というのは、父親だけではありません。
母親がいます。
ですから、母親の家も供養する方がいいのです。
そして両親それぞれにも父親と母親がいます。
そしてまたそのそれぞれに父親と母親がいて、限りなく続いて行きますが、これも今までの供養と同じで、どこまでもきりがありませんから、適当なところで良いことにします。
結婚している女性(男性の場合もあります)が名乗っている家の先祖は自分の先祖ではありませんから、自分の先祖も供養した方がいいのです。
未婚の人は、自分の父の父の家、自分の父の母の家、自分の母の父の家、自分の母の母の家の4家を供養します。
既婚の人は、名乗っている姓の父の家、名乗っている姓の母の家、配偶者の父の父の家、配偶者の母の家の4家を供養します。
4家にとどまらず、この調子でさらにその母の家を加えて8家にすると、尚さら良くなります。
養子縁組があった場合は、その家も加えます。
供養の手順で先祖を呼んだ後に、他の家の先祖を呼びます。
まずはお仏壇と位牌のある家の名前と、わかる限りの故人の名前を呼びます。
その次に、上に書いた家の名前とわかる限りの故人の名前を呼びます。
「○○○○家(位牌のある家)先祖代々の霊、○○○○様、○○○○様、○○○○様・・・に供養をさせていただきます。
○○○○家(位牌のない家ひとつめ)先祖代々の霊、○○○○様、○○○○様、○○○○様・・・、
○○○○家(位牌のない家ふたつめ)先祖代々の霊、○○○○様、○○○○様、○○○○様・・・、
○○○○家(位牌のない家みっつめ)先祖代々の霊、○○○○様、○○○○様、○○○○様・・・にもこの場をお借りしまして、供養をさせていただきます。」
と言います。
こうして供養をすることで、先祖の隅々までゆきわたる供養になります。
結婚している女性は不満がくすぶっていたかもしれませんが、こうすると自分の家も供養できます。
独身の方は4家、既婚の方は8家にすると満足ではないかと思います。
養子縁組の家があれば、その分増えます。
故人の名前を呼ぶのは1年程度で終わりにして、家の名前だけにしてもいいと思います。
先祖供養のご報告をいただいていた方が、4日目には亡くなったお父様から「大丈夫だよ、○○ちゃん」と伝えらてうれしかったそうでした。
お祖母様もお父様も、生前はご自分が生きることに大変で余裕がなかったのかもしれませんが、亡くなられてからこの世に残された人の悲しみや苦しみの深さを知って、後悔されていたのかなあと思いました。
こうしてほんのひと言でも気持を伝えることができて、喜んでいるのではないかと思いました。
写真は、公園でオレンジ色に色づいていたハゼノキです。