家族がいない人の延命治療をどうするか

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20141113-5

 

先ほどテレビで、一人暮らしで家族がいない人の延命治療をどうするかという内容の番組を見ました。

 

 

回復の見込みがない状態になった人の延命治療は、本人の意識があるうちにどの程度の延命治療をするかという希望を聞くようにしているそうでした。

また本人の家族がいれば、これまでの考え方などを家族と話し合うことになるようでしたが、一人暮らしで何10年と家族とも会っていなくて突然そのようになった場合には、延命治療をいつまで続けるかの判断が出来なくて医師が困ってしまうそうでした。

 

 

脳梗塞で倒れて意識を失って2か月間、延命治療で生き延びている男性がどのような生活を送っていたかというと、住んでいた部屋の大家さんの話では質素で真面目できれい好きな人だったそうでした。

そんな人が何が何でも生き延びたいから延命治療を続けて欲しいと希望するだろうかと思いました。

 

 

延命治療に対するシルバーバーチの答えは、人は死ぬべき時が来たら死ぬのだからそれまでは生きる努力をすべきだというような話だったと思いました。

でもそれは100年前の話でした。

番組の中では延命治療を続けて何ヶ月生きることになるか何年生きるのかはわからないと言っていましたが、これから先延命治療で何10年も生きられようになるとしたら、やはりどこかで決断が必要になってくるのではないかと思いました。

 

 

生死に関することを考える時には、死んだら終わりだと思っているのかどうかでも考え方が違って来るのではないかと思います。

死んだら終わりだと思っているのなら、意識がなくて回復の見込みがなくても生きたいのかもしれません。

でも死んだらあの世に帰るのだと思っているなら、考えも違ってくるかもしれません。

 

 

これが私の家族だったら、本人の気持がわかるだろうなあと思いました。

私が医師の立場だったとしたら、やはりたぶんわかるだろうなあと思います。

でもそれがわかったとしても、医師にはどうにもできませんね。

霊能者に本人の気持を感じてもらったらきっとわかる・・・なんて言うのは、ヒンシュクを買いそうです・・・。

 

 

もっと現実的な方法をとるとしたら、生前に元気な人でも延命治療に対する希望を聴くか自分で残すようにしたり、その時代の一般的な善処にまかせてあきらめることになるのかな・・・。

世の中の波にあらがえないのは、何でもそうですからね。

 

 

写真は、公園で紅葉していたサルスベリです。

 

 

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