犬のナッツ(チワワ・16歳)が、日に日に弱っていました。
大好きだったんだ
昨日(3月22日)、ナッツをスリングに入れて抱っこしながら家事をしていたら、通訳が来ました。
「大好きだったんだ。
うれしかったんだ。」
「ナッツ、ふらふらだね。」
「大好きだったんだ。」
「ありがと。
お母さんも大好きだったよ。
いつもいつもお母さんのこと一生懸命に思ってくれたね。」
「いつも一緒にいたかったんだ。」
「そうだね。」
「でもだめな時があったんだ。」
「そうなんだ。
仕方がなかったからね。」
「そうなんだ。
仕方がなかったけど、これからは一緒にいようと思ったんだ。」
「これから一緒にいるの?」
「そうだけど、お母さんはだめなんだ。」
「ナッツは体がなくなるからなあ、でもお母さんは体があるからね。
ナッツ、大好きだったよ。
いつも一生懸命思ってくれてありがとうね。
お母さんも後から体がなくなるからね。
ナッツの体がなくなってお母さんの体もなくなったら、また会おうね。
大好きだからね。」
この時、私はちょっと意味がわかっていませんでしたが、後から読み返してみたら、ナッツは私の体があってもこれからずっとそばにいたいと言っていて、私の体がなくなったら会おうと答える必要はなかったのでした。
霊になれば、いつでも好きな時に一緒にいられます。
ナッツは、朝からずっと呼吸がしにくそうでした。
全然眠らず、抱いていないとずっと立っているので、スリングに入れて抱いていました。
2日間はスリングで過ごして、いい表情でした。
鏡でお互いの顔を見えるようにしたら、それもうれしそうでした。
夜9時半ごろ、しにくそうだった呼吸が止まりました。
抱っこしていると表情が見えないので、鏡を置いていて、最後もいい表情でした。
ナッツも私に抱っこされて私の顔を見ながらの最後になって、良かったと思います。
私が夜寝てる間にひとりで逝ってしまわないでほしいと思っていました。
だから、寝る前に逝ってくれて本当に良かった。
ものすごく心配していました。
前日、もう歩けないと思っていたのに、家中をふらつきながらもてくてく歩いてびっくりしたのでした。
もしや死ぬ前の最後の元気かと思ったら、やっぱりそうなりました。
猫のあわちゃんは、3~4回、ナッツのにおいをかいでいました。
これであわちゃんにも、何が起こったか理解してもらえたんじゃないかと思いました。
犬は、1~2歳位の人間の子供とそっくりでした。
毎日50回以上、私から可愛いねと言われていました。
人間の一番可愛い時期がずっと続く存在で、しかも飼い主のことをいつも一生懸命に考えているのが感動的でした。
服を着せていると、毎回自分で手を通しました。
散歩の後に洗面器で足を洗っていると、前足を洗い終わったタイミングでジャンプして洗面器から飛び出し、前足は洗面器から出して後ろ足を自分で洗面器に入れました。
自分にできることは何かといつも考えて、実行していました。
いい子ないい子なナッツでした。
画像は、5日前、なでられて喜んでいるナッツです。