親は神ではないことに気づく

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20150410-7

公園で咲いていた、ヤマブキです。

 

親に対する反発からでも、親に相談せずに自力で判断したり親からの口出しを許さないでいられるようになったりすると、世間一般で言う親離れができたと言えると思います。

でもそれだけでは、まだ気持がうずきます。

親への反発心や、怒り、期待に応えてもらえなかった悲しみなどが残ってしまうのですね。

こうした気持が全然残らないのは、とても気の合う親だったのだろうと思います。

 

 

親への反発心、怒り、悲しみの気持が起って来るのは、親に期待しているからです。

親はこういうもの、こうして欲しいという理想があるから、その理想に沿うことができない親に怒りを感じてしまいます。

その理想というのは、世の中にあふれている親とはこういうものという理想像からきていると思いますが、その世の中の理想像の元になってるのは潜在意識の奥にあるグレートマザーの元型ということになります。

※ グレートマザーの元型については、「元型」をお読みください。

 

 

生まれたばかりの子供にとって、親は最初のうちは本当に神そのものでした。

自分は何もできず、自分のことは何もかも親がやってくれました。

でもそれが自分の成長と共にあちこちに不具合が出てきて、親は神の姿にそぐわなくなって行きました。

神になりきれない親への怒りなのですね。

 

 

子供は生まれたばかりの感覚を引きずって親に神を投影し続けますが、いつか親は神ではないことに気づかないといけません。

これが親離れのはじめのころに起ってくる、最大の気づきではないかと思います。(まだ、はじめのころなのです)

 

 

親が神ではない欠点だらけの普通の人間で、親の理想には全然一致しないことを認めて受け入れることができていますか?

当り前のことなのですが、このことに気づくことができた時は衝撃だろうと思います。

自分の親が神ではないこと、そして自分自身が親に神を投影していたことを自覚する瞬間です。

世界がぐるっと1回転するような、カーテンが一気に引かれて新しい世界が開くような感じがすると思います。

 

 

これが人生最初の「進歩成長」のはっきりとした経験になるかもしれません。

次元が上がる感覚というのは、こういう感じです。

そして、気持のうずきが少し取れた分だけ、心が楽になったと思います。

 

 

この感覚を楽しみましょうね。

そしてもしこの感覚のとりこになったら、「進歩成長」を求めてどこまでも行く人になるかもしれません。

私はそうなってしまいました・・・。

親が神ではないことに気づくのは、早い人で25才位のように思います。

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