祈ららの会報ドラゴンアイズVol.62(2004年11月号)に補筆修正しました。
心の進歩成長をしようとして内省によく必要になる機能は、内向的感覚です。
何かでつまずいた時、うまくいかないことがある時、自分の心の奥に、何度も問いかけましょう。
「私の本当の気持、どう感じているの?どうなってほしいの?どうしたいの?どうしてほしいの?どうなれば満足なの?なぜあんな反応をしたの?悲しいの?苦しいの?腹がたったの?あの人が悪いと思いたいの?その奥の気持は?」
自分が何を感じたのか、何を感じているのか、とことん感じてひき出してください。
感情や思考を止めるのがコツです。
何も批判せず、善悪の判断をせず、こう思いたいと思わず、理由や意味を考えず、真っ白な気持ちになって、少しずつでも何10回かかってもいいから、ありのままの素材をそのまま収穫しようとしましょう。
そこから、本当の気づきがあらわれます。
内向的感覚は、芸術などの創造的な作業で磨くことができます。
最善の決定をさせてくれるのは直観です。
何かを決める時は、直観に従うのを習慣にしましょう。
まずは小さなことからはじめてください。
今日、どこのお店でお昼を食べる?こういったことを毎日、直観で決めることにします。
いくつかの候補を思い浮かべて「今日はあのお店に行くと考えると、いい感じがする」「何だか気になる」などと感じたところへ行きます。
直観を使う場合も、感情と思考を止めるのがコツです。
これを毎日の習慣にします。
すると、だんだんと直観が強くなってきます。
そのうち、もう少し重要なことに直観を使っても大丈夫になります。
こうやって直観は徐々に強くなり、大切な場面では直観を使った方が良いようになっていきます。
そして何かを決定する時には大体いつでも、直観を使うようになります。
感覚と直観は、霊感の機能でもあります。
感覚的な霊感は、デリケートに感じることで受け取ります。
私の霊感の中心になっているチャネリングも、感覚的な霊感です。
直感的な霊感は、インスピレーションで受け取ります。
私は守護霊からはインスピレーションでも情報を伝えられています。
感覚か直観、または両方を鍛えると、霊感も出て来やすいと思います。
これまでの世の中は、外向型と合理機能(思考と感情)が中心になって形作られてきました。
精神と霊が前面に出てくる世界では、内向的感覚と内向的直観がもっと必要とされるようになるでしょう。
善悪の判断をしないでただ感じている、そして直観で決める、そのようなあり方ができるようにならなければ、自分が今どう動いているのかまたこれから動けばいいのかがわからず苦しいと思います。
内向的感覚で感じて内向的直観で決定するようになると、ありのままに現在の状況を受け入れて最も良い決断をすることがいつでも楽にできるようになります。
写真は、公園の竹林です。