日本の創造神話はインド神話の作り変え。出雲古老の伝承。

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公園で咲いていた、シャクナゲです。

前回の記事でご紹介しました、「出雲と大和のあけぼの」「古事記の編集室」などの斎木雲州さんの本では、出雲古老に伝えられた伝承がまとめられています。

古事記・日本書紀での日本の創造神話は、こんな感じです。

イザナギノ命とイザナミノ命が矛を使って、海をコオロコオロとかき回し、引きあげると矛先から塩がしたたり落ちて固まったのが淡路島です。

同じようにして日本の島々や本州も創られました。

このお話は、インドの人類創造神話を元にして記紀の作者が創作したものらしいです。

「インド神話には、人類誕生の話がある。それによると、男神シバが女神サティと結婚し、ヘビの縄を使って乳海をかき回して、人間の子を作ったことになっている。」(「出雲と大和のあけぼの」)

イザナギノ命とイザナミノ命は、3000年以上前にインドから出雲へやってきたクナト王と幸(さい)姫に、後からつけた名前だということです。

記紀(古事記と日本書紀)では、天地開闢(てんちかいびゃく)のときに生まれたイザナギノ命イザナミノ命までの七代の古い神々は、神代七代(かみよななよ)と言われています。

神代七代が七代なのは、天皇の大先祖である徐福(じょふく。須佐之男命)が道教の方士で、道教の北斗七星信仰から「7」が徐福たちの聖数だったからだそうです。

ちなみに、出雲の聖数は8と3だそうです。

記紀の作者については、ウィキペディアではこうなっています。

「まずは28歳の稗田阿礼の記憶と帝紀及本辭(旧辞)など数多くの文献を元に、『古事記』が編纂された。
その後に、焼けて欠けた歴史書や朝廷の書庫以外に存在した歴史書や伝聞を元に、さらに『日本書紀』が編纂された。」

けれども「古事記の編集室」によると、稗田阿礼(ひえだのあれ)は柿本人麿(かきのもとひとまろ)で、人麿の書いた古事記を読みながら太安万侶(おおのやすまろ)が日本書紀を書いたそうです。

だから古事記の中に書かれている歌の作者は人麿だということになります。

内容は人麿の記憶によって作られたのではなく、有力支族のうちの歴史にくわしい人が集まって、事実をどのように自分達に都合良く書き換えるかを議論して人麿に指示を与えていたそうです。

何だか、神話だと思っていたのが、現実的な作り話だということがわかってきて変な感じですねえ・・・。

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