外向・内向について

20141213-5

心理学者のカール・グスタフ・ユングは臨床心理学(カウンセリング)の経験から、人の心は外向と内向のどちらかに向かうことに気づきました。

心のエネルギーが自分の外側に向かう人は外向型、心のエネルギーが自分の心の内側に向かう人は内向型です。

心のエネルギーというのは、興味関心と言っても構いません。

外向型の人は興味関心が人や外の世界に向かっていて、内向型の人は興味関心が自分や心の内側の世界に向かっていると言うこともできます。

外向型の人は、社交的で明るく友達づきあいが好きです。

内向型の人は、内気で物静かでひとりが好きです。

外向型の人は、身体を使うことや人や社会に広く関わることが得意です。

スポーツや手作業、様々な技能、経営、営業やサービス、報道、政治などが得意分野です。

内向型の人は、頭を使う精神的なことが得意です。

学問や研究、芸術や創作、哲学や宗教などが得意分野です。

と書いても、自分がどちらかわからないという人が多いのは、人は内と外とで態度が逆になるからだと思います。

外向型の人は、家族や心を許した人に対しては物静かになります。

内向型の人は、家族や心を許した人に対しては社交的で明るくなります。

ご自分はどちらなのか、わかりましたか?

人生の前半40歳位までは、外向型の人は外向的に、内向型の人は内向的に生きて自分の得意方面を伸ばそうとします。

40歳位からは人生を折り返して、外向型な人は内向的に内向型の人は外向的に、自分の苦手だった方面に向かいやすくなります。

そのようにして、人はより効率良く学んで成長して行こうとするように思います。

外向と内向、それはただの性質なのですが、外向型の価値観は物質世界によく似ていて内向型の価値観は物質世界にあまり似ていないことが、様々な問題を引き起こします。

外向型の人の方が、物質世界の価値観に適応しやすくて楽に過ごせます。

人にどう思われるかを常に考えて人に愛されるように人に望まれるように人に喜ばれるように動くことで、人から愛され歓迎され喜ばれて、自然に社会的にも発展して行きます。

明るく積極的で社交的でサービス性豊かで、自分が今何を望まれているかを素早く理解して要領よく実行する外向型の能力は、人や社会から歓迎されるでしょう。

どうしたらもっとお金が入るのか、物質的に安定したり繁栄できるのかというのはこのようにできればいいのですから、ご自分にとって無理にならない程度に取り入れてみてくださいね。

外向型の人は自然にしていて発展しやすいのですが、いつも自分の内面を見ていて外のことや人のことにあまり興味がない為に暗く静かで消極的で、自分のフィーリングに合うことしか納得ができず、自分が何を望んでいるかはよくわかるけれど人のことはさっぱりわからない内向型の性質は、人や社会からは歓迎されにくいものになります。

ただ、物事が「生まれる」のは人の心の内側からで何かをゼロから創造するのは内向型にしかできませんから、渋々その価値を認められているという程度かもしれません。

その創造にしても、外向型の人から見ると無駄だらけで何をやっているのかさっぱりわからず、それを商品化してお金にできる場合にだけ価値があると思っていることが多いと思います。

何となく、女性は子供を生むしか能がないと言われた時代の価値観に似ていますね。

こうしてこの世の物質文明は、外向型の価値観優勢で発達して来ました。

けれども外向型の人も内輪や人生後半には内向的になります。

今の世界は、外向偏重になっているように思います。

それが外向型の人ですら圧迫することになっていて、外向的な価値観を完璧に追い求めるのが世の中の「善」と思われてうつ病の原因にもなっています。

※ つづきます。

写真は、公園の木の葉が落ちて見えるようになった鳥の巣です